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過去に書きためたエッセイのようなものが出てきたので毎週掲載をしてみます。『ジープ馬鹿、これでもか』part 3

過去に書きためたエッセイのようなものが出てきたので毎週掲載をしてみます。『ジープ馬鹿、これでもか』part 3

東京で一番急な坂道が目白通りと明治通りの立体交差点の近くにある。
明示通りと平行して目白通りに出る道だ。
この坂道にトレーラーをけん引したジープ・J-3でトライしたことがある。
いくら東京で一番急な坂といっても舗装した一般道路をたた登るだけでは
トライもヘチマもない。
4/1トン積のトレーラーに少なくとも1トンほどの石材を積み込んだものだ。
坂の下で一時停止してジープ特有のトランスファー(副変速機)のギアを
低速に移して主変速テコを2速のセカンドに入れた。オフロードの難所でも
あるまいし、これで登り切れるなどとなめてかかったらとんでもないことに
なった。
グゴーツと勢いよく走りだしたまでは良かったが、坂の中ほど来たとき冷や汗
が出てきた。たぶんその時の自分の顔は真っ青。頭の中は真っ白で渦巻いていた
ことだろう。この場に及んでも、もはやローにシフトチェンジは不可能である。
クラッチを半分でも切ったとたんに地獄行き特急である。さすがのJH4エンジン
も悲鳴をあげだした。坂の八合目ほどのところでエンジンはプツン、ストライキ
を決め込んだ。この場合は、あえてストライキという。オーナーがミスれば
働くエンジンはチンぶりかくのは当然だ。その場から再スタートなどできるはず
がない。やろうとすればクラッチが焼けて炭になる。さー大変だ。
トランスファーの低速は、エマージェンシー用なのである。メインミッションが
セカンドだと言ってもそれでエンストするような急坂では、ブレーキがまともに
効くわけがない。
600x16のゲタ山タイヤはこんな時最悪で、車輪は止まっても路面をタイヤが
術ってズルリ、ズルズル・・・。重量オーバーのトレーラーに引っ張られて
坂を下りだしたからたまらない。とっさにイグニッションスイッチを切り
変速テコをバックに突っ込んで、サイドブレーキをかけてジープから飛び降り
すぐ後ろに飛んで行ってトレーラーのサイドブレーキハンドルをこれでもかと
引き上げた。

 

 

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