純正幌の研究


はじめに

三菱ジープの純正幌については、分かっているようでわからない事が実に多いと思います。過去2年間、葛飾区の幌屋さんと純正幌の代替幌を製作した経験も交えて、誰もやったことがない純正幌の研究を行う予定です。純正幌の変遷を大きく捉えると、ナロー時代のリア別体式、ワイド時代のリア別体式とワイドのリア一体式に区別されます。ナロー時代も初期はフロント固定部分はレール式で、その後ひねりタイプに切り替わり、ひねりタイプもワイド化で設置間隔が微妙に変更されています。調べれば調べるほど新事実が明らかになりますので、私のライフワークになりそうです。そして目指すところは、葛飾の幌屋さんとのコラボレーションを復活し、第一段階として1980年10月以降に生産されたワイド・リア一体式ホック固定の幌の既製品を世に送り出すことです。


純正幌骨テンションベルト仕様のイラスト(ワイド車でホック固定式のもの)


純正幌骨テンションベルト仕様の画像(ワイド車でホック固定式のもの)


各幌骨の名称

 

★テンションベルト付きの幌骨のボウトップリア部は可動式です。

 

★通常はこの画像のようにやや上方方向に向けて固定致します。

 

対象となる幌骨本体には、上記画像のようにテンションベルト装着用の部品が備わっています。

 

★幌骨支点の画像

 

★幌骨支点部の固定六角段付きボルトの画像

 このボルトはMB064102 THServiceにて製作を検討頂いています。

キーとなる幌骨等の寸法

①820㎜ ②870㎜ ③1068㎜(穴の先端からリアボディ後端までの距離)

純正幌骨部品番号の推移サマリー表


 

 

対象となる車両の具体的な範囲(上記幌骨に対応する車両:黄色で着色)

1981年1月~の81型車両以降が対象となります。詳細は後述しますが、これ以前の車両ではドアの筋交い形状が異なっています。

      

対象となる車両のドア形状

非常に細かい相違点ながら、対象となるドアの筋交いは水平方向のもののみとなります。斜め筋交い車両は対象外です。


      

ワイド三菱ジープ純正ドアの基準寸法

 

対象となる車両のドア部品番号

完全な既製品化のためにはここまで押さえておく必要があります。


      

 

葛飾区の幌屋さんとの共同作業による完璧幌の完成画像

 





三菱ジープ互助会メンバーから頂戴した純正幌の画像(細部編)

北海道のふんころがしさん、佐賀のカクさんにご協力を頂きました。

①Bピラー上部の仕上げ(最終記念車両用のためオリーブ色となります)

 

②ドア開口部Bピラー室内側の仕上げ

 

③ドア室内側の仕上げ

 

④ドアウエザーストリップの仕上げ

 

⑤リア天井部テンションベルト画像

 

⑥リアリアの縫製画像


⑦リアリア運転席後方のバタつき防止固定部品


⑧幌を畳んだ図


この黒の幌は、最終記念車両用のものではなく標準車用のもの。

⑨Bピラー運転席上部の雨どい部分の画像(幌製作時の肝となる部分です)




















⑩その他参考画像(バンダムさん提供)