Old Timer誌への投稿記事②

《Old Timer 166号掲載 型式認定届出資料》

【第一次車種拡大期】

 CJ3B-J3のご先祖はCJ3B-J1(官庁用)とCJ3A-J2(軍用)で全ての部品を米国から輸入したCKD(complete knock down)で立ち上がりました。この頃のウイリス製の4Jエンジンを搭載したCJ3B-J3に関する諸元表が存在しています。外国自動車という扱いで型式認定がされた形跡が残っています。また、詳細まではお伝えできませんが、昭和29年(1955年)6月19日付けで運輸省から認可がおりたようです。馬力は、その後の初期のJH4エンジンと同じ70HPと記載されています。製造者は、新三菱重工業株式会社名古屋製作所となっています。残念ながら、私はJH4エンジン搭載の初期型CJ3B-J3 70HPの諸元表やカタログは持ち合わせていません。JH4エンジンの馬力が76HPに強化された後期型へは、昭和36年(1961年)8月頃から切り替わったようで、この頃のカタログは所有しており、手書きの車両画像が中心のものですが非常に参考になります。
 時期は前後しますが、昭和33年(1958年)5月8日には、KE31ディーゼルエンジンを搭載したCJ3B-JC3が型式認定され、その後、昭和36年(1961年)8月にJ3(通称J3R右ハンドルガソリン)が、またほぼ同じタイミングでJ3D(通称J3RD右ハンドルディーゼル)がラインアップされました。この頃の取扱い説明書には、CJ3B-JC3(左ハンドルディーゼル)、J3(左ハンドルガソリン)、J3R(右ハンドルガソリン)、J3RD(右ハンドルディーゼル)が同時に記載されており、4車種の諸元を一度に比較できる優れものとなっています。※CJ3B-J1,J2という表現は、敢えて故石川先生流を踏襲しています。

2019年04月08日