Old Timer雑への投稿記事③

《Old Timer 167号掲載予定原稿》

【4JエンジンとJH4エンジン搭載車両の外観相違点について】

三菱ジープのあゆみの169ページにCJ3B-J3の4面図が掲載されています。図面を製作した日にちは、昭和28年(1953年)4月16日。CJ3B-J3は、左ハンドルでスペアタイヤは助手席側のサイドに設定されています。グリル正面には、三菱マークのないWILLYS。ボンネット運転席側にもWILLYSのマーク。リアゲートにもWILLYSのマークと『4 Wheel Drive』の有名なマーキングもあります。後席は、前向き仕様となっています。例の新三菱重工業時代の整備解説書の中に、当初のJ3車両には4JエンジンとJH4エンジン両方の設定があったことが明記されています。ただ私は、特にこの3面図のJ3車両に4Jエンジンが搭載されていたと考えています。もう少し期間を絞ると、昭和29年(1954年)12月のJH4エンジンの完全国産化が達成され、昭和30年(1955年)5月のCJ3B-J3国産化第一号車が完成するまでの間は、この3面図のJ3が生産されていたものと思われます。

 

私の手元にあるCJ3B-J3 70HPの1955年カタログでは、ボンネット運転席側及び助手席側には、MITSUBISHIマークがあり、スペアタイヤは車両の背面に設定されています。後席は、対面シートとなっています。そして、両車両とも例のアポロウインカーです。また両車両ともフロントドアはロイド面積が自衛隊車両のように足元まで大きく取られています。また、両車両ともおっぱいマーカーが設定されています。全長は、スペアタイヤを背面式に変更したため違いがあるのは理解できますが、ほぼ全ての寸法が微妙に異なっています。

 

2019年04月09日